つみきのじかん

3分前の自分に「+1」

「ウェーイww」←就活や社会で言うコミュニケーション能力てそういうことじゃないからね

就活生や若手社会人はよく目にするワード「コミュニケーション能力」。

「彼は人見知りしないよね!」

「俺、人前で話すのとか全然大丈夫なんで!」

「彼は人気者だし、モテるからな!」

社会で求められるコミュ力ってそういうんじゃねーから、ってお話。

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「コミュ力」ってそもそも何

いやいや陽キャ(ひと昔前のリア充)はコミュ力お化けだろ、いわゆるコミュ強だろ。

誰とでも話せるしテンション高いし。

感覚的にはそんな感じ。コミュニケーション能力なんて定量化できないしね。

ただ、性質を定性的に考える価値はありそう。

なので、コミュ力を二つの力に細分化し、意識・行動レベルへ落とし込んでみる。

 

「 聴く」力

よく聞くワードだが、具体的には以下の力。

  • 相手の伝えたい「要点」を明確に掴む。
  • 相手の「want」がわかる。

 

相手の伝えたい「要点」を明確に掴む。

何を伝えたいのか」が明確に掴めるということ。

これができる人が、「話が早いやつ」である。

特に日本語は蛇足や回りくどい言い回しになりがちなので、意外と難しい。

 

「ごめん!17時の待ち合わせだったけど、17から会議入った。たぶん1時間くらいで終わると思う。そっから30分くらいで着くわ!」

 

要は「1時間半遅刻する」を伝えたいわけだが、こういった回りくどい表現になることは多々ある。

 

「1時間半遅れる、ということだよね?」 

相手の意図が不明確であれば、明確化する質問をすればよい。

 

こんな「モデル」が、さらに冗長的かつ曖昧な形で繰り返されるのがコミュニケーション。

とすれば、さらに会話の要点を掴むのは困難になる。

 

会話の「want」がわかる。

相手の求めるリアクションがわかるかどうか。

「聞き上手」は、これがうまい人。

会話内容だけでなく、態度や姿勢も含めて、ね。

 

「考える時間がほしいから、少し黙って欲しい」

「テンポのよい会話がしたいから、話のスピードは早く、相槌やツッコミも欲しい」

話を遮って自分が話しだすような行為は、間違いなく相手のwantではない。

 

「嫌よ嫌よも好きのうち」がわかるようになれば、この能力が身についたということである。

 

基本的には、会話のペースを相手に合わせるようにするとよい。

ゆっくり話す相手にはゆっくり、テンポのよい相手は同じテンポで話す。

結果的に、相手の求めるコミュニケーションに近づいていく。

 

「話す」力

単純によく喋るやつがコミュニケーション能力高いかといえばそうではなくて、大切なのは以下ふたつ。

  • 言葉選びが適切である。
  • 期待値+αの回答ができる。

 

言葉選びが適切である。

伝えるべきことを、相手がわかる言葉で過不足なく伝えること。

言葉を口に出す前に要点を整理し、端的に、理路整然と話すことが求められる。

これができると、相手に「優秀な人間である」という印象を与えられる。

 

言葉が冗長的になると、伝えたいことの焦点がぼやける。相手は聞くのが辛くなる。

あれもこれもとなりやすいのが日本語なので、いかに少ない言葉で伝えるべきことを伝えられるかを考えると良い。

もちろん、そのためにはボキャブラリーが豊富であるほうが良いことは間違いない。

 

期待値+αの回答ができる。

相手は、会話の中で無意識に予想回答を持っている。

相手の問いに適切に回答し、かつ予想回答を"少し"上回る満足度を与えられるかどうか。

 

「この手続き方法を教えてください。」

→「手続き方法は〜です。過去こんな問題があったので、ここはチェックの際気をつけてください。」 

 

上のコミュニケーションで意識すべき点は2つ。

① 相手の質問に適切に答える。

「why?にはbecauseで答える」というような基本的なことだが、これが意外とできていない人は多い。

 

②  付加情報は一つ。

あれもこれもと話をしても、全て覚えるのは不可能。

むしろ要点がぼやけるので、+αはひとつでよい。

 

以上を鑑みて

冒頭で、誰とでも打ち解けるとかよく喋るとかはコミュ力とは違うと述べた。

しかし、いわゆる「コミュ強」を否定しているわけではない。

それは必要条件ではなくて十分条件だよ、ということ。

 

表面上のレベルでコミュ力が高いと言われるような人は、上記の二つが備わっている確率が高い。

自分の話を気持ちよく話を聞いてくれ、さらに期待した以上の言葉が帰ってくれば誰でも相手を好きになる。人気者になる。 

しかし、中身のない話を延々と喋るとか、相手が間を置いているのにがつがつ話を続ける行為は、コミュ力が高いとがお世辞にも言えない。

 

先述の二つの力が高い人が、「コミュニケーション能力の高い人」である。

 

まとめ

コミュニケーション能力とは

相手のニーズを正確に掴み、+αの価値を提供できる能力

である。

 

少し会話をしただけでも、

「会話は心地よいか」

「相手の知識・思考レベルはどのくらいか」

は感覚的に伝わってしまう。

 

日常的に意識することで、コミュニケーション能力は向上できる。

円滑なコミュニケーションで、社会を、経済を円滑に廻そう。

正確な意味で皆のコミュニケーション能力が向上していけば、日本の未来は明るい。